12.28
Facebook広告の国別ターゲティング
visitkinosaki.com では、Google AdWordsやFacebookを使ったインターネット広告を配信しています。
広告効果を最大限に引き出す為、日本に興味が有り、可能なら城崎まで来てくれる可能性のある人に広告配信する方法を色々と考えています。
Facebook広告ではVisit Kinosakiウエブサイトへ誘導する小規模キャンペーンを国毎に配信するケースが多いのですが、今回は多くの国へFacebookページへの「いいね!」を促す広告を配信しています。Facebook広告は配信国によってリアクションが大きく違うため「多くの国」という設定が難しくなっています。
※当然、国毎にキャンペーンを分ければ国毎に予算配分出来るのですが、細分化され過ぎて広告のメンテナンス性が非常に悪くなってしまいます。
配信国により異なるクリック単価
配信対象国によるリアクションの違いは、クリック単価の違いによるもので、Facebookとしても、広告の成果が最大化するように、クリック単価の高い国(欧米)よりも、クリック単価の安い国(東南アジア)へ優先して広告を配信するようです。
現在実施中の「いいね!」獲得広告では、複数の国を対象国に設定した場合、98%がタイ王国に配信される状況となってしまいました。
困っていたらアイデアを頂きました!
タイからの「いいね!」が要らないわけではないのですが、基本的には欧米の「いいね!」が欲しいので配信結果を見て悩んでいたところ、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスさん(以下wi2さん)とお話する機会が有り、そのような一極集中を避ける手法をご教授頂きました。
wi2さんは「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」という訪日外国人向けのWi-Fi接続アプリを提供されており、そのアプリから得られる移動データを分析されています。そのデータから、来日する人は、Android端末利用者は非常に少なく、iPhone利用者が殆どであること、海外でも端末価格が高いiPhoneを利用する人は高収入であることから最終学歴が大卒以上であることが考えられるという事でした。
Facebook広告のターゲティングでは、これらの条件を設定することが可能ですので、早速設定してみました。
Facebook利用者の最終学歴が大卒以上で、モバイル端末からのアクセスではAndroidとWindows Phoneを除外しています。
この設定で、しばらく運用してみましたが、依然としてクリック単価が安いタイへの配信が多い状況が続きました。おそらく、タイ国内で配信対象となる人は変わってきているのでしょうが、国毎のクリック単価による制御には勝てず、状況が変わらない物と思われます。
タイへの配信をやめてみた
広告の殆どがタイに配信されてしまう状況を打開する為、一旦キャンペーン対象国からタイを外してみました。タイを外すことにより均等に対象国に配信されるのであれば、タイだけ別のキャンペーン(予算枠)で広告配信する目論見です。
今度は、メキシコに集中することになりました。タイほど強烈ではなく、約45%がメキシコ配信となっています。
まとめ
複数の国へのFacebok広告配信は国毎のクリック単価により1か国に集中配信される傾向が有るようです。
最も効率の良い広告設定は、手間が掛かりますが国毎にキャンペーンを分けるか、クリック単価が近い国を束ねてキャンペーン作成するのが良さそうです。
配信国の分散にはあまり効果が出ませんでしたが、利用端末と最終学歴というフィルターは単一国を対象としたキャンペーンで効果を測りたいと思います。
今回のキャンペーンでは、研究も兼ねて一極集中する国を少しずつ外してゆき、どの国々でグルーピングするのが最も効率が良いのか引き続き探って行きたいと思います。
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