07.16
新型コロナ対策を奇貨としてディスティネーションのブランドを上げる
新型コロナウイルス感染症の影響が収まるところを知らないなか、世界各地で様々な感染症対策の取り組みが行われています。
ある喫茶店では、お客全員が長ーい棒のついたハットを被ることを推奨し、自然とソーシャルディスタンスが取られる取り組みをしているとか。。。
テラスを楽しむ人々、頭の上から飛び出すカラフルな棒…
https://courrier.jp/news/archives/199709/
ドイツのカフェでシュールすぎる「ソーシャルディスタンス」対策
アイデアでこの困難を乗り切ろうという気概が見えますね。
さて、城崎温泉でもエリア独自の感染症対策を行っています。
・城崎温泉新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン
・城崎温泉に似合うマスクの配布
ここでは2番目の城崎マスクについてご紹介します。
城崎温泉旅館協同組合は、豊岡市内のかばんメーカーとコラボレーションし、浴衣の生地などを使った「浴衣に似合うマスク」を開発しました。マスクの左側に「城崎温泉」のタグを付けたオリジナルブランドで、城崎でしか手に入らない商品にしていくとしています。
これから暑いシーズンに入り、マスクを着用するのも苦しくなります。浴衣生地のデザインに清涼感のある素材を合わせ、温泉街の雰囲気にぴったりのマスクになりました。
城崎温泉では、お客様にマスクの着用をお願いしています。そこでおすすめしたいのが、ゆかたに似合う“城崎温泉オリジナルマスク”です。様々な柄があり、マスクの裏地は夏にぴったりなひんやり素材。ゆかた姿によく似合うオリジナルマスクで外湯めぐりやまちの散策はいかがでしょうか。
https://kinosaki-spa.gr.jp/do/7679/
また、おしゃれなマスクを作り、「浴衣に似合う」とアピールすることで、来訪者に強制的な印象を持たせずにマスク着用をお願いできます。
この部分に、ディスティネーションのブランド強化に繋がる部分が見出せるのではないかと思います。
ポイントは「コロナ対策でも情緒を大事にする観光地」という点
面白いのは、単に浴衣生地で作りましたというより、オシャレなマスクという点です。浴衣姿に白いマスクって情緒がだいぶ減るのではと思います。この浴衣生地であれば、むしろオシャレに見えるというのを視覚的にアピールできます。
また、浴衣はもともと温泉でのリラックスウェアだから着物に比べて通気性が良いことも同時に発信することで、快適に過ごせることをアピールできます。
浴衣で過ごす日本情緒を、マスクで台無しにしない、どんな状況でも浴衣がいちばん似合う温泉街「Kinosaki Onsen」として、知名度の向上に寄与できると考えています。
実際の発信
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